2021年06月14日

「お元気ですか?大作戦」投稿リレー by 西村かおるさん

仲間がすなる「お元気ですか?大作戦」というものを土佐国から私もしてみむとてするなり。それの年(令和二年)の水無月に江戸より土佐に門出す。

皆さん、ご無沙汰しています。楽しい、企画、ご執筆、ありがとうございます。読んでいて、とてもつながりを感じることができて、元気がでます。お誘いいただいてありがとうございます。

ところで冒頭が、ちょっとヘンテコリンで、「?」と思った方もいらっしゃるのではないかと思います。この書き出しを真似た「土佐日記」は、平安時代、土佐守だった紀貫之が5年間の任務を終えて、幼い娘を土佐で亡くした心の痛みを抱えつつ都に帰る旅をあたかも女性が書いたように記した日記です。私はCovid-19を1つの転機として、紀貫之とは逆に、かれこれ40年間暮らしたお江戸から土佐国に帰りました。そして無人だった実家で、これまた幼い娘を亡くした紀貫之とは真逆に、それまで高齢者住宅にいた98歳(もうすぐ99歳)の長寿母と夫との3人で同居生活を始めました。とはいえ、私は月の後半は東京、神奈川、沖縄の3外来も継続しているので、「全面介護しています!」と言い切れるわけではありませんが。早いもので、月の半分は土佐、半分はお江戸の生活もすでに一年となりました。これだけ移動の自粛を求められる中、月4回以上飛行機に乗っている人は周囲にほとんどいないのに、私の身の上にヒンシュクも感染もなかったのは実に幸せなことだと深く感謝しています。

さてランニング大会に関しては2019年2月に当時はわざわざ高知に帰って走った高知龍馬マラソンが最後の大会出場になりました。(因みに龍馬マラソンのキャッチコピーは『わざわざ、高知で走ろう!』です。その価値大いにありの大会ですから、再開されたらぜひいらしてくださいね!) 大会に出ていた時は、大会がないからといって日常的に走ることには関係ないと思っていたのですが、2年たって振り返ったら、30キロペース走等の追い込んだ長距離ランはしなくなり、ミニマラニックがとても増えていました。

高知市は川が多いのですが、水源を求めて堤防をひたすら走ってみたり(たどりついたことはまだ一度もない)、高知市ではありませんが、清流で名高い四万十川土手では、誰もいない桜吹雪舞う長い桜並木を走り、これぞ桃源郷と春に酔いしれました。

1.jpg
☆四万十川流域

たまに気合が入ると坂トレーニングとして、我が家の裏から始まる四国山脈のハイキングコースを走り、高知市を一望してワクワクしています。

2.jpg
☆高知市内を一望

3.jpg
☆四国山脈

地域の歴史をめぐるランニングも発見が多く、とっても楽しいことです。裏山ハイキングコースには古墳や、江戸時代の苔むした100地蔵などがあります。お地蔵さまの一つ一つの顔を覗き込むのも楽しいことです。古墳は洞窟になっていて、ちょっと怖かったけど。
またわが家の近所の久万川を下っていくと、1570年に四国統一をした長曾我部元親が社殿を再建建立したという国の重要文化財の土佐神社があり、樹齢800年以上という楠木も茂っていました。その近くは紀貫之の時代は海だったため、舟遊びのために綱をもやった松の木跡の看板があったり、長曾我部の家臣のりっぱな茅葺家が残っていたりして郷土の歴史を再発見する小さな旅はとても刺激的です。家から走りだせば、すぐにそんな環境に入れる魅力は代えがたいものがあります。

4.jpg
☆久万川

5.jpg
☆土佐神社

6.jpg

☆長曽我部元親のころからの木と思うと不思議です。

7.jpg
☆龍もマスク

8.jpg
☆本殿は改装中でした

とはいえ、ランニング大会のエントリーはやはりテンションとモチベーションがあがります。今年、富山出張予定の翌日、10月31日に予定されている金沢マラソンにエントリーしました。久しぶりのエントリー! 3年間のベストタイムを記入すべく記録証をめくるのは、面倒ところか胸が高鳴る作業で過去にはなかったことだと、ビックリしました。出場できるかは抽選なのでどうなるかわかりませんが、これからはちょっと真面目に、マラニックだけではないランニングも再開しよう、と思っている今日このごろです。