2019年07月14日

6月29日〜30日 東北被災地ランニング旅行(第8回) 妻同行 気仙沼大島

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東北大震災から8年が経ち、土地によって程度の相違はあるものの街も里も大きく姿を変え、剥き出しの瓦礫や廃墟を見ることは少なくなってきました。これを復興と言うか否か様々な考えがあるでしょうが、私の被災地ランニング旅行が観光的色合いを帯び始めたことは喜んでもよいことなのだろうと思います。

 金曜夜遅く釜石に着いて前泊。翌朝、三陸鉄道の始発便で大船渡(盛)、さらにBRTに乗り継いで気仙沼に入りました。

 気仙沼湾に浮かぶ大島に気仙沼大島大橋(鶴亀橋)が開通してフェリーで渡る必要がなくなってから、まだ3ヶ月と経っていません。その真新しい橋を渡って大島に入りました。橋前後のトンネルが面白い。橋前が浦島1号、浦島2号。島に入ると乙姫1号〜3号。

 龍宮城はと探すと、島の南端に「龍舞崎」(たつまいざき)。島北部は小高い山になっていて、これが「亀山」。浦島さんの亀さんが乙姫様を見おろしてる。唐桑半島から気仙沼湾まで一望のもとです。島の南北に伸びる背骨に沿って、亀と龍を走り訪ねました。今夜の民宿は島の真ん中にある。(海の幸のお料理がすさまじかった)

さて、
大島には胡桃の樹がたくさん自生していました。ピンポン玉ほどの緑色の房が、ここにも、あそこにも。静かな島の暮らしが思われます。

   平穏の 顔して実る 青胡桃

 架橋によって使われなくなった桟橋には、もはや人の姿もなく静かでした。近くでなにやら果樹の収穫をしていたご夫婦の話を聞きます。その果樹は唐桑(からくわ)、普通の桑の実より大きくて親指の先ほどもあります。葉を茶にする、黒く熟した実はジャムにするとおっしゃる。樹を植えて十数年、津波を免れ、子どもを育てるようだと。去年わずかだった実が今年は豊作とのことでした。

   唐桑の漆黒 島に笑み恵む
   桑の実の ほろりこぼれて 指甘し

 南の突端、龍舞崎にある店で食事を終え、出かけようとすると老主人と店の前で立ち話となりました。震災の時へと遡った話はぽつりぽつりと続きます。細やかな雨が静かに眼前の広場を湿していくのを眺めながら聴き続けていました。

   島の地に 浸む五月雨と 物語り

 島は気仙沼と陸続きになって生活が変わってゆくのでしょう。架橋の是非については長年の議論があったといいます。橋が現実となって、期待する声と懸念する声がありました。

   橋架かり 戸惑いまとう 送り梅雨

 翌日曜日は朝からしっかり雨になりました。旅先とあって残念ですが走れません。BRTで南三陸町まで移動すると、志津川の魚市場で月に一度の「福興祭」にちょうど出会いました。銀鮭、牡蠣、ほたて。豊富な幸。おいしい昼食にありつきます。ベテランの活気と若者の活気と。震災時には中学生くらいだったろうか。

   五月雨の中 福興の声若し

 二日目に天候が崩れたことで自分たちの足で踏むことのできた範囲は限られた旅行になりましたが、土地の方と多く接することができました。人々の表情は総じて明るい。その明るい表情の奥深くには、しかし、8年前から続いている苦しみがしっかりとそこに在ることもあらためて実感した旅でもありました。

 また、来よう。
posted by miko at 09:44| Comment(0) | 写真とレポート

2019年06月28日

スケッチラン〜あじさいシリーズ〜 by野口智子

6月になると花を咲かせるあじさい。
青、紫、白、ピンク、赤・・・色鮮やかで丸く可愛らしい。
よく見ると花びらが波打っていたり、星型だったり、何枚も重なっていたり・・・。いろいろな形がありおもしろい。
子どもの頃は、黄緑色の葉っぱについたカタツムリを見つけては遊んでいたが、今はほとんど見かけない。カタツムリはどこに行ったのか?

梅雨の晴れ間にあちこちであじさいをスケッチ。
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「おしゃれな外灯ととんがりあじさい」〔川崎・生麦・キリンビール工場〕
横浜画塾、外スケッチの日。
真夏のように暑い日、ビール工場にスケッチに行った。
工場の敷地内には、パイプでつながったタンク、レンガの建物、レストランや芝生広場、遊歩道などがある。
スケッチ後はレストランでランチとビール。
大満足!

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「スカイツリーとあじさい」〔田端駅脇の坂道〕
この日はぐるっとスケッチ散歩
「あっ、あじさいだ。」
田端駅南口につながる坂道に発見。
都内は結構坂が多く、坂めぐりも楽しい。
フェンス越しにJRと新幹線、その先にスカイツリーも見えた。

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「あじさいの丘と映りこみ」〔横浜・センター南・都筑中央公園〕
横浜画塾。静物画の日だがスケッチ日和なので外へ飛び出した。
田んぼに映り込むあじさいを描きたい。手前の斜面からスケッチ

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「高幡不動尊あじさい祭り」
スケッチ会で高幡不動へ
スケッチの好きな人が週に一度集まってスケッチをする会。調べたことはないがランニングクラブの数よりのスケッチ会の数の方が多いような気がする。何歳になっても絵は描ける。「これが生きがいなの」。そう言いながら、電車を乗り継ぎ重い荷物をガラガラと引き集まってくるメンバーさんを見ると、こちらも元気になる。
絵をはじめてよかった。改めてそう思う。

高幡不動尊の境内から山にかけてあじさい・山あじさいが満開。
平日にもかかわらず大勢の方が訪れていた。

坂道の途中からお堂の屋根を見下ろしてスケッチ。
その後、あまり人の来ない場所でじっくり一枚、まるで静物画のように描いてみた。

蚊がいるかと思い蚊対策を用意していったが、蚊の数よりも人の方が多かったのか、ほとんど刺されずにすんでほっとした。

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「あじさい寺」〔川崎・長尾・妙楽寺〕
登戸下車、20分ほど歩いて山の上の妙楽寺へ。
一面満開のあじさいが迎えてくれた。
境内の裏から一枚、斜面の上から見下ろして一枚。
あじさいがまるで雲のようだった。
posted by miko at 10:01| Comment(2) | スケッチラン

2019年06月06日

スケッチラン 〜第三回横須賀三浦みちくさマラソン〔2019.05.25〕〜 by 野口智子

故障中、参加は見送り応援へ
合間にスケッチ
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@「エネルギー消耗回避」
7:00スタートにぎりぎり間に合う電車内で移動中のランナー。
目を閉じじっとしている。覚悟を決めている感じが伝わってきた。
「ファイト〜」心の中でエールを送った

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A「荷物預けのランナーと満開のバラ」〔スタート会場・横須賀ベェルニー公園〕

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B「横須賀港」
この季節、公園のバラが満開。今年も綺麗に咲いていた。
今日も真夏日予報、朝からじりじり強い日差し。
綺麗なバラの向こうは荷物を預けてスタート位置へ移動するランナー。
日陰に入りスケッチ。振り向いて軍艦もスケッチ。
横須賀は描きたいものがあふれている。今度ゆっくり来よう!


「行ってらっしゃ〜い」
スタートを見送り電車で久里浜へ

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C「ポピーの丘」〔くりはま花の国・ポピー祭り開催中〕
汐入から久里浜まで電車で来ると10分。あっという間だ〜。
まだまだランナーは来ない。
21キロエイド先のくりはま花の国へ。
一面真っ赤、満開のポピーの丘をスケッチ。第一回はここを上がるコースだったなぁ・・
さて、コースに戻ろう。

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Dポツリと昭和〔20.5キロ辺り〕
コースを応援しながら逆に進み、スケッチポイントを探す。
瓦屋根の大きなお宅発見。応援の合間にペンでざっと描いてさらに移動

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E夫婦橋からの眺め〔20キロ辺り〕
平作川沿いを進んできたランナーが左折する夫婦橋の信号。
せっかくなので信号を渡ってみたら素敵な景色が広がっていた。思わずスケッチ。水辺は幾分か涼しい。
コースに戻り応援していたら地元の方が話しかけてきた。
「今日は何かあるんですか?」
「横須賀からソレイユの丘までいくマラソン大会なんですよ」
「あっらまぁ〜・・この暑いのに?・・・ひぇ〜恐ろしい・・」
そうだよなぁ・・普通はなるべく外に出ないようにするんだろうなぁ
その中を朝から晩まで、100キロや60キロ走るなんて・・・
信じられない恐ろしい世界に見えるんだろなぁ。
そんなウルトラの世界に集まってくるメンバーは、そこ抜けに明るく愉快な人が多い。さらにウルトラレースは、その場に前後するランナー同士に連帯感が生まれみんな仲間になる。支え合い声をかけ合いながらゴールを目指す雰囲気もある。この世界が大好きだ。
「ナイス・ラン!」
「ナイス・ファイト!」
しばらく応援してから、コース上をランナーと同じ方向に歩いていった。
描きたい場所がある。

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F「海だ〜!」〔24キロ辺り〕
火力発電所脇の坂を上がってトンネルを通過。坂を下りると、目の前にば〜んと海が広がるポイントがある。コース上の好きな場所だ。
去年「描きたいなぁ・・」と思ったが、体調最悪。進むので精一杯。
時間的にも精神的にもぎりぎり状態でパスした場所だ。
今日は描ける!
お地蔵様のあるちょっとした空き地に腰を下ろし、後ろを通過するランナーさんとは別世界に入りスケッチ。
広い空、広い海、風、波の音、じりじりとした日差し、遥か向こうまで続く半島・・・
あぁ〜いいなぁ・・ここまで来てよかった〜!

この後、途中から海沿いのコースではなく、一本内側の道を進む。
せっかくなので探検させてもらった。ランナーとしてはできないことだ。
30キロ関門まで行き、しばらく応援して帰ってきた。

参加されたランナーの方、応援の方、スタッフのみなさま、お疲れ様でした
posted by miko at 07:54| Comment(0) | スケッチラン